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平成28年10月17日(月)
藤枝ロータリークラブ
玉木 潤一郎 様

 


〜 地方中小企業の多角化のススメ 〜


玉木 潤一郎 様
 このようなお話は、若い起業家さん達の前ですることが多いので、先輩方におこがましいのですが、大先輩の皆様はご子息に、お若い会員の皆様にご自分のことで聞いてもらえたらと思います。
 役所と連携してセミナーを開催したりしています。夢を持って企業を考えている若い人たちに、厳しさをリアルに出したいといつも思い「ビジネスは経済のぶん殴り合い」と言っています。水泳などもそうですが、どんなに泳ぎ方を教わっても、飛び込んでバタバタやらないと泳げません。またケンカで一番大きな戦争に例えて、「戦いは零細になればなるほど悲惨だよ」と話します。
 一番良くないことは、起業したい若い方が、夢を持って頑張りたいと言いますが、世間体を気にしていることです。世間体を気にして、かっこよくやろうとしてしまうので、なかなかケンカに強くなりません。最終的には、怖さを知った上で起業をしたほうがいいよと伝えています。
 私の本業は、親が起こした建築業ですが、飲食をやったり、介護事業なども行っています。経営したことのない方が、ゼロから起業してケンカに負けてしまうよりは、私たちのような経営者が多角化するほうが手っ取り早いと思いました。お金も借りやすく、成功の確率もはるかに高いです。失敗したら、本業で取り返せば良いのです。
 私は昭和39年生まれで、バブルの最盛期に、リゾートとか不動産をしている会社に就職し、26歳で独立起業し、保険代理店をやっていました。若く、お金が借りられなかったので、父の経営する会社の取締役にしてもらうことによって、お金を借りられたので多角化を始めました。その時、一番重要視したのが、ポートフォリオです。
 性格的に多角化に向いているかを調べるときに、趣味を考えると良いです。小学校からずっとサッカーをやってきた方は、一点集中しやすいので、本業に邁進されたほうが良いかと思います。私の様に、気が散って、趣味もたくさんあり、いろんな事が同時に起こっても割と平気な方は、多角化に向いていると思います。
 若い方が自己破産ありきの起業をするより、経営者の方たちが多角化し、雇用と納税を増やすことが一番街が盛り上がることだと思います。

 

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