クラブ週報

静岡中央ロータリークラブ ホームクラブ週報令和5年10月16日(月)【第1563回】例会

2023年度-2024年度
令和5年10月16日(月)【第1563回】例会

日時 2023年10月16日(月)18:00~19:00
会場 中島屋グランドホテル
ロータリーソング 我等の生業
ソングリーダー 依田会員

会長の時間
2023~2024年度 会長 大杉 淳

2024年問題という言葉をよく耳にしますが、皆さんの所属する業界ごとに法律の改正、実際の施行などでビジネス環境が大きく変わることがあります。
今年度(2023年)は、4月1日~適用になった、全ての企業において時間外労働60時間を超えた場合の割増賃金率が50%になったのをはじめ、インボイス制度、電子帳簿保存法(電帳法)の税務関係で変更があります。この辺は、十分皆様も理解されていると思われます。
では来年2024年度は、何があるのでしょうか。
労働基準法の観点から紹介したいと思います。
一般企業の場合、残業時間の上限は、原則として月45時間、年間360時間となっており、特別な事情があっても月100時間、年間720時間を超えることができないとなっています。しかし、この基準に、現在運送業、医師、建設業が、含まれていません。
これらの業種の時間外労働の上限基準が来年4月1日~適用されることになっています。これが、運送業の2024年問題、医師の2024年問題、建設業の2024年問題です。
自動車運転業務においては、バス、タクシー、トラックとそれぞれ対応が異なりますが、いずれにしてもドライバー不足と相まって、輸送コストは上昇します。当然商品コストに転嫁されますので、物価上昇に通じます。
医師に関しては、今まで特に若年医師に研修と称して長時間勤務をしてもらい、医療現場を回してきましたが、それが当然できなくなります。今までと同程度な医療を提供するには、もっと多くの医師が必要になります。
建築現場も同様です。従来建築現場は、土曜日に工事を行っていましたが、それができなくなったり、もっと大勢の人を投入して工期を守ったりしていかなくてはなりません。
この業界も人材不足は、深刻です。
つまり、これら3業種は、人手不足が常態化しており、従事している人たちの残業で成り立っている業界です。
ここに法規制がかかります。今現在でも値上げのラッシュです。これに給与の上昇が追いつきません。最賃も上がりました。経営は、どんどん苦しくなります。
今までの3業種の労務形態が、いいとは言いませんが、この悪循環は、労働力不足ですからしばらく続くことが予想されます。皆さん、頑張るしかないですよね。
私は、もうじきリタイアして、年金もらって皆さんに食べさせていただこうと思ってます。若い人全員で我々世代を支えてください。
よろしくお願いします。

幹事報告

・10月度、11月度プログラム報告
10月23日(月)委員会開催日
11月6日(月)CF(会員増強・財団米山常任委員会)
11月13日(月)休例会
11月20日(月)委員会開催日
11月26日(日)わいわいワールドフェア(静岡西RC合同)
11月27日(月)休例会

・10月度、11月度地区月行事、連絡事項
10月14日(土)15日(日)地区大会(アクトシティ浜松)
11月11日(土)2620地区静岡第3グループ合同奉仕(三保海岸)

・クールビズは10月まで、11月からはネクタイ着用でお願いします

出席報告

担当:加藤会員

会員数 53名
出席人数 34名
出席率 64.2%

スマイル報告

発表者:堀川会員

会員からのスマイル 総額/27.000円

<ダブル>
安藤幹事 結婚記念日のお花ありがとうございます
稲垣副会長 お誕生日の記念品をありがとうございました
山田委員長 本日は広報委員会のCFです。山崎さんよろしくお願い致します
加藤会員 結婚祝いのお花ありがとうございました
南條会員 山崎講師をお迎えして、卓話楽しみにしてます
浅羽会員 結婚記念日の花束ありがとうございます。妻も大変喜んでいました
花森会員 誕生日のお花ありがとうございました
針谷会員 49回目の結婚記念日です

<スマイル>
大杉会長 米澤副幹事 溝口会員 川島会員 藤田委員長 海野会員 相川会員 川田会員
原川会員 本日は広報担当例会です。山崎様卓話よろしくお願いします

※あいうえお順

卓話

明日からできるDXの始め方

発表者:株式会社トムス 山崎 啓輔氏

本日は、是永さんからご紹介をいただきまして、明日からできるDXの始め方というお話をさせていただきたいと思いますが、デジタルというと難しい言葉のイメージがありますが、専門用語一切なしで、堅い話抜きで、手短にお話していきたいと思います。

今日、こんな状態を目指そうということで、設定したのが、ざっくりとでも、DXってなんだろうというのをまず理解していただいて、もし、できたら今日、ちょっと簡単に、皆さんが体験する時間もちょっと用意はしてきたので、自社に持ち帰っていただいて、何かできないかなって考えられたらいいかなという風に思っております。私は、通称でザキヤマさんと呼んでいただいています。SBSグループの、トムスという会社の、タレント社員として、静岡マーケティングサロンのコミュニティの運営をしております。私の仕事としては、静岡県内の中小企業のマーケティングと、デジタル化の法人様のお手伝いをさせていただいています。先ほどご紹介にありました、ヤマザキスポーツという会社を、昨年、父親から事業承継いたしまして、お店自体は、紺屋町の魂心屋というラーメン屋がありますが、そちらに私が、小学校ぐらいまでありましたが、畳んでおりまして、法人だけ残っていたものを引き継いで、事業の内容を変えて、名前を残したという形になります。そして、私がもう1つのDXとは別の、もう1つでやっている活動が、静岡マーケティングサロンという、コミュニティで、月額3500円で、今105名のメンバーで、マーケティングの実践をしている人たち同士で、他の人どうしてる?他社どうしてる?というのを聞き合えるそんな場所を作っております。そして私が所属しているトムスは、静岡新聞、そして、SBSプロモーション、こちらの子会社のトムスという会社で、マーケティングの専門会社として活動しています。マーケティングの会社でしたけれども、新規事業として、2019年から、DXの情報を地方に向けて発信するという情報活動を始めました。

私が色々なご縁があって、2020年、コロナの中、チームの対談を当時のデジタル大臣である平井大臣とさせていただきました。この時のつても、人脈から繋いでいただきまして、平井さんの第一秘書の方が、この萬惣屋の渡部晋さんから、私を繋いでいただいて、静岡YEGのイベントとして、開催をさせていただきました。それでは、簡単に、私の活動について話させていただきましたが、もう少しDXの体験をしていただきたいと思います。皆さんのお手元に、チラシを配らせていただきまして、その上の部分のコメント質問はこちらから、スマートフォンを出せる方、出していただいてもよろしいでしょうか。スマートフォンのカメラを起動していただいて、1番上のQRコードを読み込んでいただいてもよろしいでしょうか?

読み込むと、左側の画面が出てくると思います。英語のサイトですね。こちら、スライドという無料のサービスです。こちらを押していただくと、右のコメントが書けるものになります。これ、会議やセミナーの場で、その日だけに使える匿名のチャットルームになっています。今回、質問を皆さんの、人生で初めて買ったCDやレコードは何かというところを聞かせていただいています。私は、大黒摩季のベストアルバムが、ちょっとお小遣いをはたいて買ったCDでした。これは匿名で書けるものですので、ぜひこちらに、人生で初めて買ったCDやレコードというのを入力していただければ、こちらに反映されますのでお願いいたします。また、この後のDXに関する質問やコメントもこちらで受け付けております。これ、DXが何かを説明する際に使います。テーブルで使い方がわからない方、いらっしゃいましたら教えあってください。では、時間がないのでさくさく進めたいと思いますが、もう少し続けていいですか?

それでは、さっそく、DXについてお話しいたします。デジタルトランスフォーメーション(DX)は、日本語では「デジタルを使って、仕事のやり方を変えること」を指します。要は、やり方の変革です。ただし、デジタルを使わなくてもいいですよ。今までのやり方を見直して変える。ここが大事です。そして、私が伝えているのは、そのやり方を変えたことによって、利益を上げて業績を伸ばすことです。つまり、DXの目的は、コスト削減や効率化、生産性向上だけでなく、やり方を変えて業績を伸ばすことです。DXは、単なる仕事のやり方だけでなく、ビジネスモデルそのものも見直すことが含まれます。たとえば、人の配置を変える、潮流を変えるなど、そういった変革が業績を伸ばすことに繋がれば、それがDXの一環です。

では、IT化やデジタル化と何が違うのでしょうか?これは知っている方も多いかもしれませんが、台湾のIT大臣であるオードリータンさんは、ITは機械と機械を繋げるものであり、デジタルは人と人を繋げるものだと言っています。デジタルは、仕事自体や人々の活動を繋げて、それを前に進める手段であるという風に伝えています。ですので、DXでは、単にツールを導入して効率化するだけでなく、仕事の仕方や会社の在り方、お客様との関わり方を見直すプロセスが重要です。DXが上手くいかなかったとしても、社内で取り組んだプロセスには価値があると考えています。

まとめますと、DXの目的は、コスト削減や効率化だけでなく、それによって実現する利益の上昇、そして、業績アップ、さらには仕事の見直しや社内の働き方改革といった要素を含んでいます。このような視点でDXに取り組むことが、中小企業における成功のポイントとなります。

ちなみに、身近な事例を挙げると、花のある暮らし研究所というお花屋さんがあります。このお店は、お花を売るだけでなく、お花のある暮らしを提案するというスタイルを持っています。具体的には、お花のサブスクリプションサービスを提供し、定期的にお花を届けることで、お客様に日常の中に花を取り入れる方法を提案しています。これによって、お客様との関係性を築きつつ、新しいビジネスモデルを構築しています。このように、従来のビジネスモデルを疑い、お客様のニーズに合わせてサービスを提供することが、DXの成功例となり得ます。

以上が、DXについての説明と身近な事例になります。最後に、DXを始める際には、まず社内での会話から始め、現在のやり方を疑い、無料で使えるツールを試してみるところからスタートすると良いでしょう。また、外部の仲間との協力も大切です。これらのステップを踏んで、DXの導入を進めていくことが成功への道です。

お時間をいただき、ありがとうございました。

第5回静岡わいわいワールドフェア

皆さん、こんばんは。静岡西ロータリークラブの加藤と申します。
西ロータリークラブのメンバーでもありますが、実はわたくし、わいわいワールドフェアの主催を担当している静岡市国際交流協会の理事長を務めております。その関係で、今日はこのわいわいワールドフェアについてご説明させていただきます。

昨年も参加しましたので、話が重複することがあるかもしれません。

実は、静岡市の国際交流協会は、もともと清水から始まりました。清水は貿易港で非常に活気があり、外国との交流が盛んでした。その歴史の中でスタートしたのですが、静岡市と清水市が合併して現在、静岡市が中心になっています。

したがって、事務所は2つあり、静岡と清水に位置しており、両方で活動しています。この国際交流協会も、私が理事長になってから3年ほど前に法人化し、今は一般財団法人として活動しています。これには、静岡市の役所内にあると、仕事が役所仕事のようになってしまい、外部との交流の多様化に対応できないという課題がありました。また、国からの補助金を受け取る際にも、法人としての要件を満たさなければならず、このため法人化の決断をしました。最初は市長が会長でしたが、市から資金を受け取る形になり、市長が市に献金する形になってしまうことから、私が急遽その役割を引き受けることになりました。現在、私たちは様々な活動を行っています。

身近なところでは、姉妹都市の代表が静岡を訪れる際にご案内したり、逆に日本から学生や民間の方を派遣して交流を促進したりしています。しかし最近では、静岡に住んでいる外国人たちへのサポートが主な役割となっています。現在、静岡には1万1,574人の外国人が暮らしており、人口70万人に対して約1人が外国人となっています。

このような背景から、留学生の数は増加しており、静大や県大、常葉、英和などの大学や日本語学校が存在し、約1,500人の留学生が在籍しています。皆さんもコンビニに行けば、レジで若い外国人の姿をよく見かけるでしょう。実際、ほとんどが外国からの留学生です。最近では、仕事で静岡に移住する人や研修生として来る人々も増えています。これに伴い、家族での移住や様々な問題が発生しています。特に教育と仕事の問題が顕著です。給料が支払われないとか、さまざまな問題があります。また、戸籍を登録する手続きや結婚手続きなど、多くの課題が存在します。現在、国際交流協会では、7つの言語で相談を受け付けており、コンピューターを使用して11の言語に対応できるようになっています。

1年間で約100人以上の方が相談に訪れるため、ほぼ3日または4日に1人が相談に来る計算になります。多くの問題に対処する必要があります。さらに、町の中での問題も発生しており、例えばゴミの分別方法がわからないといったことや、夜間に騒音を立てることで近隣住民に迷惑をかけることなどがあります。これらの問題を解決するためには、できるだけ多くの日本人の知り合いを持つことが重要です。近隣に知人がいれば、何か問題があった際に相談できるし、またその人が適切な振る舞いを教えてくれることができます。しかし、このような教育体系が整っていないと、誤解や習慣の違いからトラブルが発生する可能性があります。このわいわいワールドフェアは、静岡の市民と外国人がお互いに知り合える場を提供することを目指しており、そのために様々な外国人が参加し、様々な料理やパフォーマンスが披露されます。

こういうイベントを行う際、一般的には東京から業者を呼んできます。たとえば、ダンサーやバンド、またはさまざまな国の料理を提供する屋台を出店する料理屋さんなど、多くの場合、東京からの出店が一般的です。しかし、このイベントに関しては、すべての出店者が静岡の地元の人々です。

このイベントの目的は、単に募金活動を行うだけでなく、ロータリーの活動を紹介し、市民にアピールすることです。実際の観客数は毎年約1万人で、昨年は約9,800人でしたが、今年はコロナの制約が緩和されたこともあり、1万人以上の来場者が予想されます。しかし、観客の中には子供たちが多く、小銭を入れる箱に入れられることが一般的で、実際に集まる金額は多くありません。

それに対して、私たちの目標は、単にお金を集めることではなく、ロータリークラブの活動を知ってもらい、市民に参加を呼びかけることです。毎年、このフェアの運営委員会は一般から募集され、ボランティアメンバーが集まって、数ヶ月にわたりイベントの企画や準備を行っています。当日も約50人のボランティアが必要ですが、これも一般の人々からの募集です。主に大学生や外国人が参加しており、手作りでイベントを進めています。

また、私たちのロータリークラブは、静岡西ロータリークラブと静岡北ロータリークラブのメンバーが加わっています。もし可能であれば、中央さんにも入会していただければありがたいです。年間費は1万円ですので、お手伝いいただければ、この事業だけでなく、他の多くの活動もサポートできると思います。現在、静岡市はアメリカのオマハ、シェルビービル、ストップマン、フランスのカンヌと姉妹都市提携を結んでおり、また友好都市として韓国の釜山、ベトナムのフエ、韓国のスオンと交流しています。これに関連して、大学生の交換プログラムなどが行われ、最近では釜山からの訪問者やセルビービルからの交流がありました。交流はすでに35周年を迎えています。個人的にも、ロータリークラブのメンバーとして、将来的にはロータリー同士の交流も行いたいと考えています。

最後に、わいわいワールドフェアは11月26日(日曜日)に開催されます。開始は午前10時半ですが、ロータリーのブースは呉服町から入り、会場内の2番目のゾーンにテントを設置しています。そこで、コロナ対策として募金活動を行いますが、同時にロータリーの活動についての紹介も行います。DVDなどを使用して、皆さんにわかりやすく伝える予定です。開始は10時半からなので、9時半から10時の間にお越しいただければ幸いです。募金活動には、日本平ロータリークラブも参加していますので、多くの人々が協力してくれることを期待しています。最初から最後までたくさんの人々が募金活動に参加すると、混乱が生じる可能性があるため、適宜交代しながら協力いただければと思います。

以上、今回のイベントについてお伝えしました。どうぞよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。