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卓話



 
平成30年11月26日(月)
(株)なすび
常務取締役総支配人
赤堀 真太郎 様

 

 

〜 お料理に合うお酒の選び方 〜


赤堀 真太郎 様
 元々はフランス料理の料理人として、東京新宿のホテルで修行しておりました。出身が静岡でしたので、「ホテルセンチュリー静岡の立ち上げに行ってこい」ということになり、オープニングスタッフとして働きました。その後、退職しまして、フランスのリヨンに行き、帰った後は、東京のイタリアンで働きました。そこのオーナーに、「イタリアのナポリに一緒に行こう」と言われ、ついて行き、帰ってきてから、和食を始めました。和食をやりながら、サービスを勉強して、なすびに帰ってきたという変わり者です。
 今は会社の中では常務という立場ですが、基本的には、なすびグループの商品開発、メニュー開発、仕入れ担当が私の主たる仕事です。料理もさることながら、お酒も勉強しなければということで、会社からソムリエの資格を取ってこいと言われ、ワインのソムリエ、日本酒の利き酒、焼酎ソムリエ、野菜ソムリエ、オイスターソムリエ、フグの免許など一通り取りまして、そこで得た知識をメニュー・商品開発に活かしています。
 今年も残り1ヶ月あまりとなり、皆様のお立場の方であれば、忘年会も数多く参加されると思いますが、「お料理に合うお酒の選び方」ということでお話をさせていただきます。こういう話をすると、だいたいホテルのソムリエや酒蔵の蔵元が、難しい話して、よくわからないことがあると思いますが、私は、オススメできる話をしたいと思います。

◯料理に「レモン、スダチ、ライム」など酸味の効いたものが乗っている場合…
 酸味のあるお酒が合う(日本酒=純米吟醸、ワイン=若い白ワイン)
◯醤油、味噌を使用した発酵、熟成させた商品の場合…
 (日本酒=本醸造、純米酒、ワイン=樽熟成させた赤ワイン)
◯お客さんに食事に合ったワインを頼まれた場合…
 食材の産地に似ているワインを提供(静岡だったら、南イタリア、南フランス、アメリカ西海岸など)
◯脂っこいもの、辛いもの、パクチーなど分からないものを食べている場合…
 ワインには「同調、協調、清調」があるので、それを利用する。食事の間に一度口の中を洗い流すなど。

 素人でも、お酒にものすごく詳しくて、専門家みたいな方がいます。その場合は、話を聞きながら、その人が好きなお酒を聞き役になって聞き出し、それに近いお酒をご用意するとだいたい喜ばれます。このようなことを考えながら日々仕事をしていますが、お酒とお料理の相性は、どちらも元は農作物ですので、ちょっとしたエッセンスを加えてあげることで、相性が合って、お客様にも喜んでもらえるのではないかと思います。
 今年の忘新年会に、ぜひご活用いただければと思います。

 

 

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