ロータリークラブでお話しするのは、3回目となります。最初はお店のオープン直後に所属する静岡RCで、8月に静岡東RCでお話しさせていただきました。
　司法書士なのになぜオリーブオイルをやってるの？と良く聞かれます。もともとは、食の事、海外旅行が大好きで、色んな国を回っている中で、色んな国の食文化や即材に興味を持ちました。食の資格をとろうと思い、一番最初に勉強したのが野菜ソムリエでした。その次に食育マイスターという資格をとりました。その後、誰も取っていない資格はないかと思い探す中で、オリーブオイルソムリエを見つけました。
　酸化していないオリーブオイルを食べてびっくりして、みんなに伝えなきゃと思い、もっともっと勉強をしました。その中で、国産のオリーブオイルが2%程しかなく、外国から冷凍の実を輸入して、それを搾って小豆島産として売っている事を知りました。最後に搾った所が産地になるので違法ではありませんが、それが日本の実情です。その殆どが酸化、劣化しており、まともなオイルを日本人は口にしていないと言う事が分かりました。日本で作って、みんなで美味しく食べられないかなと思いました。日本の産地、海外の産地を訪問しました。気象や土壌データを国内外の専門家に渡して調べたところ、静岡でも全く問題無く栽培できるという結論になりました。静岡産のオイルを作るため6次化の事業体を、地元の企業さん何社か支援をいただき、3月にはスタートする形になりました。
　サラダ油など工業製品で作られた油の歴史は40年ほどですが、オリーブオイルは8,000年使われてきています。人類と一番長いお付き合いをしている油です。オリーブオイルの中に含まれる”オレイン酸”がコレステロールの調整をします。血液をさらさらにして、動脈硬化、心筋梗塞を予防します。オリーブオイルを日々取り入れて、より健康になって静岡の為にさらにご活躍をいただきたいと思います。
　オリーブの栽培に関しましては、行政を含めて色々な事業体が動いていますので、ご関心があって協力したいというお話しがありましたら、喜んでご説明に伺いますので宜しくお願い致します。