歴史を知らないというのは、ただの住人にすぎないと考えています。自分達の足元の勉強をしてみたいと思いました。よその国へ行ったとき、日本という国はどんな国、どんな所があり、あなたは静岡のどこで生まれたのか…、自分の足元をあまり説明出来ないようでは、恥ずかしい年齢となってきました。
絵に描かなければ残っていかない歴史があるのだろうと思います。地域の子供たちに何か為になることをと考える中、「駿府」という一つの名前を大切にしたいなと思いました。親交のある、元清水市長の宮城島は、「静岡と清水住民が、歴史の勉強会をした場合どちらが優秀か?」「絶対に清水が勝つ、完勝だ。」と言いました。
そこで私は、駿府に残された宝を大切にしていきたいという気持ちの中で、「良い人材は国の宝である。」良い宝が国の宝であるならば、良い子供を育てて期待したいなと思いました。
「絵でないと残せない静岡がある」という構想を持ち、100年かけて駿府城を作りたいと考えています。先日、静岡大学付属小学校の3年生の授業で45分いただき、話をしてきました。話の後、大勢の子供たちが質問をしてくれました。「お城を作るにはいくらぐらいかかりますか?僕も貯金箱を持ってきて、お城に寄付します。」胸が詰まって声が出なくなりました。「僕は駿府城に思いはありますが、中に入っても興味はありません。そこに駿府城があればいいなあ。」
この様な子供を育てて、期待したいという思いがあります。それぞれの人々の目と耳に訴え、静岡の駿府公園の中に駿府城があったらなという、去年からの思いの中、今年になって、9月1日に一般社団法人平成の駿府城をつくる会が発足し、副理事長になり、代表に宮城島、他12名が社員になってくれました。
徳川家康公が残してくれた、静岡の歴史を何としても実現に向かわせたいと思います。アンケートがありますので、お答え頂きたいと思います。