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平成26年7月7日(月)

 


〜会長あいさつ全文〜

「このシナリオに、皆の創意工夫を!」

 

 今日は七夕。新年度の初例会を迎えました。また、新会員として長い間、当クラブの広報を支えてくれている松下君を迎えることができたことは、誠にうれしい限りです。
 
 さて、在籍8年め、副幹事・幹事・副会長と続けてきた私が、今期に会長方針として掲げたことは、「参加・友情・職業奉仕」。お手元の運営計画書の年間スケジュールは、それを具体化するための基本シナリオとして作らせていただきました。
この後のクラブフォーラムで、そのスケジュールをご説明しますが、このシナリオは皆様の意見で書き加えられていくことを望んでいます。
 しかしそれは、所詮こんなもの、というネガティブな視点ではなくて、各委員長や会員の創意工夫やモチベーションを反映し、あるいは助言をいただきながら、その都度、内容を修正して、「より良いもの」にしていきたいと考えています。
例えば、先月のクラブフォーラムでは、奉仕プロジェクト委員長が、今期は清掃奉仕ではなく別の取り組みを試みたいとおっしゃった。この計画表には4月に清掃奉仕例会を組んでいますが、それは新しい試みに変更していけば良い、というわけです。
ではその、「より良いもの」とは何か。それは、一人でも多くの会員が、何かの瞬間に、あるいは後に振り返った時に、会に参加していることの価値を「ああよかったな」と実感できる共有体験ということです。

 共有体験ですから、そのためには、何にせよ、参加する、参加し続けるということが根底にあるわけで、今期方針には第一に「参加」をあげさせていただきました。参加するものは、例会出席であり、行事の取り組みであり、同好会であり、また飲み会でもあるわけです。
 そして、そこに培われた「馴染みの関係」が「友情」というものの基盤となります。
 私は、認知症のグループホームを経営していますが、「馴染みの関係」というのは認知症のケアにおいては重要なコンセプトになります。グループホームでは、入居者も職員も同じ時間と環境を共有するなかで、不安な人は落ち着きを取り戻し、どこへ行ったらいいかわからない人にも、居場所ができる。
もちろん会員の皆様が認知症であるのではないですが、ロータリークラブが、会員一人ひとりの安らかな居場所となることが大切と思います。それは、利害を模索する異業種交流会とは真逆のものです。

 さて、馴染みの関係である、このクラブに集う人たちは、どういう人たちなのか。ひとつの共通点は、職業が自らのアイデンティティである人たちだということです。
サラリーマンのサラリーは、我慢料みたいなものだとかいう人がいる。生活のために我慢し、あるいは、高い給料のために重いノルマに我慢する。我慢して働き続けるのだと。つまり、職業は生活の糧であるけれど、必ずしもアイデンティティというものではない。
けれども、私たちはサラリーマンではない。経営者・事業主であるわけで、その職業は、自分自身であり、自分の人生であるわけです。
「ロータリーの目的」の四つの項目には、職業奉仕の核心が謳われています。私たちにとって、職業奉仕を考えるということは、自らの人生を考えることと同じと言えるのではないかと思います。
でも、職業奉仕について、何をどうするかは、各々に答えを出していかなければなりませんし、その答えは、時間と環境の変化で異なってくるでしょう。
 多分に、職業奉仕を哲学し続けることが、ロータリアンであること、なのではないかと思っています。
 この一年は、職業奉仕を哲学する一年ともしていきたいと思います。

 生きることの哲学の先輩、長嶋幹事とともに、この一年、よろしくお願いします。

 

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